
兵庫県淡路市の土のミュージアムSHIDOで、7月4日(土)から、淡路島の土を用いた家具ブランド「TSUCHI」による展覧会 「LAND/TRACE – 大地のプロダクト展 -」が開催される。
TSUCHIによる展覧会を実施

TSUCHI
TSUCHIは、土のミュージアムSHIDOが展開する、淡路島の土から生まれる家具ブランドだ。

Layered Ground Stool

Soil Incense Holder
淡路島の土や地層、土地に宿る時間の記憶を、家具・照明・プロダクトとして現代の空間へと移し替えることを目指している。
展覧会 「LAND/TRACE – 大地のプロダクト展 -」では、スツール、ローテーブル、ベンチ、照明、お香立てなどを紹介。土の粒子や陰影、不均質な表情を活かしたプロダクトを発表する。
土という素材には、暮らしや建築の原点に触れる力がある。TSUCHIは、その根源的な素材と向き合い、現代の生活空間の中に、土地の記憶と自然物の静けさを織り込む新しいものづくりを提案している。
土地の時間や風景の記憶を宿す存在
土のミュージアムSHIDOは、淡路島の地で、土とアートを通じて人と社会に新たな豊かさを届けることを目指す文化発信拠点だ。TSUCHIは、その思想を家具・照明・プロダクトへと展開する試みとして誕生。


土を単なる素材として扱うのではなく、土地の時間や風景の記憶を宿した存在として捉え、現代の空間に置かれるプロダクトとして再構成する。

均質な素材や整えられた表面に囲まれた現代の空間において、土の粗さや揺らぎは、失われつつある自然との感覚的な結びつきを呼び戻す。


TSUCHIは、土の深層にある時間、風景、手の痕跡を読み取り、暮らしの中で触れられるものとして形にしていく。
淡路島の土を用いる理由
淡路島は、日本神話において国生みの最初の島とされる場所だ。TSUCHIは、この土地に宿る象徴性を装飾的な物語として扱うのではなく、大地そのものに向き合うための起点として捉えている。
土、石、地層、ひび割れ、風雨の痕跡。それらは単なる自然の断片ではなく、土地に蓄積された時間の記録でもある。淡路島の土には、素材としての質感だけでなく、土地の成り立ち、風土、人の営みが重なっている。TSUCHIは、その土地に根ざした素材の力を、現代の空間に通じるプロダクトとして立ち上げることを目指している。
土の素材の魅力を空間に反映
現代の空間には、均質で扱いやすい素材が多く用いられている。一方で、土は不均質。表面には凹凸があり、粒子は均一ではなく、光の当たり方によって表情を変える。その粗さや揺らぎは、工業製品のような均質さとは異なる、自然物ならではの静けさを空間にもたらすという。
淡路島の土を用いた家具ブランド「TSUCHI」の展覧会、 「LAND/TRACE – 大地のプロダクト展 -」へ出かけてみては。
■LAND/TRACE – 大地のプロダクト展 –
会期:7月4日(土)〜8月16日(日)
時間:平日13:00〜17:00、土日祝10:00〜18:00
休館:火曜・水曜(予約の場合開館)
会場:土のミュージアムSHIDO
住所:兵庫県淡路市多賀2150
入場料:500円(予約優先制)
予約:https://tsuchiawaji.github.io/tsuchi-booking
Instagram:https://www.instagram.com/tsuchi.japan
HP:https://www.tsuchi-japan.com
(熊田明日良)